塩水選; 種籾
今年は米つくりをしませんが、来年の段取り中です。
苗も自分で作ろうと考えており、まずは種籾処理がポイントです。
塩水を使い、籾の比重でよい種籾だけを選別します。
昨年わたか農園さんから、自然栽培米を分けてもらったとき、種籾も少しいただきました。
今日はこれを使って、処理を試みました。
1.まずは籾のノゲ取り。
籾からは長いノゲが伸びています。
籾まきのときに邪魔になるので、まずはこれを除去します。
しかし装置がないとうまく取れません。
精米機の設定を一番ゆるくして通してみましたが、ノゲも取れますが一部玄米になってしまいます。
インターネットでは、掌でもむやり方が載っていました。
今回は機械でまくわけではないので、省略(あきらめ)。
2. いよいよ塩水選。
まずは塩水作り。
最初に比重1.20で選別し、籾殻がはげてしまったものを除去します。
比重1.20の塩水を作るには、2Lの水に0.67kgの食塩を溶かします。
熱湯を使いましたが、完全には溶けません。
飽和食塩水はいくら?
重量比で27%になるが、食塩がこんなに溶けるのでしょうか?
少し食塩が残っている状態で籾を入れました。
浮かんでいる方を使います。
*沈んだ方は籾殻がむけてしまったものです。
だいたいうまく分離できました。
但し、浮かんだものの中に、少しだけ玄米/白米が含まれています。
次に比重1.15の食塩水にするために、水を0.68L追加します。
先ほど浮かんできたものを、もう一度この食塩水に入れます。
今度は浮かんできたものは除去し、沈んだものだけを回収します。
これが、実が詰まって籾殻が付いている、種籾に適した籾です。
大体もとの2/3ぐらいの量になりました。
これをネットの袋に入れて、山から流れてくる溝に1ヶ月間程度つけておきます。
水分を吸収させるのと同時に、発芽を抑えている成分を除去します。
この処理を終えた後で30℃近くまで温度が上がると、一斉に発芽するようです。
一斉に発芽させるためにこのような処理をします。
残念ながら籾を入れるネットが家にはありませんでした。
明日HCで買ってきます。
注)
種籾ができた後、苗床は何とかなりそうです。
しかし苗を植える場所が、今年はありません。
あるのはバケツ2個(苗2本分)だけ。
畑の一部にでも植えてみる?