苗代;青天井

稲の苗をよく見ると、分けつがだいぶ進んできました。

1番目の葉っぱが本体から離れ、茎のように伸び始めてきています。

また日当たりが良い場所では、4番目の葉っぱが伸び切って、

5番目の葉っぱが針のように伸びてきているのがあります。

とうことは、2番目の葉っぱの根元からも分けつが始まる様です。


分けつは、伸び始めた葉っぱの3つ下の葉っぱで始まります。

4番目の葉っぱが伸び始めると1番目の葉っぱから、

5番目が伸び始めると2番目から、

6番目が伸び始めると3番目から、・・・以下同様。


そのように成長が進んでいくと、そのうち、分けつしたところからさらに分けつが始まり、

ネズミ算的に分けつが増えていきます。

しかし栄養状態が悪いと、分けつが伸びず、茎数が不足します。

慣行栽培では平均で20本ぐらい茎ができますが、

私の稲は10本ぐらいと思います。


無施肥でも、そのうち自然が自分で養分を作り出し、

慣行栽培と同じ程度の収量が得られることを目指してやっていますが、

なかなか時間がかかりそうです。


既に5枚目の葉っぱも出始めたこともあり、

種籾の中の養分は既にすっからかんと思われるので、

今日は防鳥ネットやそれに関係する資材を全て撤去しました。

青天井で気持ちが良いです。


後は自然の中で、思い切り伸びてもらい、

田植えに進みます。


苗の高さが十分に確保できるか心配なので、

今日は有機肥料液肥を少しかけてみました。

雑草が生えている田んぼに植えるので、ある程度は雑草に対抗できる体力が必要です。