稲の生育と雑草対策

昨日田んぼの中の草刈りをしながら考えました。

田んぼの中は大きく分けて4種類に分類できます。


①稲が元気で、コナギがほとんどない。

②稲もコナギもよく育っている。

③稲がほとんど成長せず、コナギだけがよく育っている。

④稲もコナギも成長せず、他の雑草に覆われている。


①がベストですが、②でも大丈夫です。

問題は③と④です。



稲の成長には、土の中のある深さに存在する肥料分の量が影響するという話を聞きました。

まさにそこがキーではないかと考えます。


通常肥料をまくときは、土の表面にまきますが、

これはコナギを成長させるのには効果がありますが、

稲を成長させるのにはあまり役に立たないかもしれません。

しかもコナギは夏暑くなってから急激に成長します。

暑くなるまでに稲が十分成長していれば、田んぼの面は日陰になるのでコナギが成長しにくくなります。


1. 稲が初期段階で十分に分けつ、成長するようにする。

2. たんぼのある深さに肥料を注入し、稲の成長を促進させる。



1.は冬季淡水、湛水前の米糠散布で対応できます。

2.が難しい。稲刈り直後に溝を掘って埋め込むのか?

  溝掘りは耕運機にスキをつけて行うか?

  * 不耕起の稲作りなので、耕耘するわけにはいきません。


現在稲がよく育っている場所には実施する必要はなく、育ちが悪い場所だけ対応が必要です。