防災研修会(自治会)

今日は地区で釜払いという行事がありました。
 
家の竈に感謝するお祭りです。
 
地区の人が会場に集まって、神主さんがお払いをされました。
 
 
その後防災研修会がありました。
 
今回の講師は、NHKで[地震津波] [原発] [防災]が専門で、多くの番組の企画・制作されてきた、渋沢英至さんでした。
 
1時間ほどの講演でしたが、簡潔にわかりやすく、ためになる研修でした。
 
 
島根県東部は長い間大きな災害が無く、安全な地域と考えていました。
 
しかし1000年前には松江市マグニチュード7.0の地震が発生しており、たくさんの家屋が倒壊したそうです。
 
島根県西部や鳥取県西部では1872年、1943年にマグニチュード7を越える地震が発生していますが、
 
島根県東部では発生しておらず、
 
いわゆる空白地帯になっています。
 
そのため、2008年までは特定観測地域に指定されていたそうです。
 
油断できない、と言うことです。
 
 
今の日本の状況は、9世紀と似ているそうです。
 
868年に兵庫県マグニチュード7の地震が発生し、
 
869年に東北沖で大地震が発生し、
 
878年に関東南部で大地震が発生し、
 
880年に松江市で大地震が発生し、
 
887年に南海トラフ地震が発生したそうです。
 
 
防災のポイントで参考になった内容としては、
 
地震の揺れを感じたら、その場で固まっているのではなく、すぐに戸外に避難する癖をつける。
 
 最初に小さなP波が来て、その後で大きなS波が来ます。
 
 その間10秒程度の猶予があるので、その間に外に逃げます。
 
 S波の大地震が来ると、移動できる状態ではなくなるからです。
 
 *大きく揺れている間は危険なので、移動できません。
 
 
・防災訓練をするときは、役割を持った人を何人か除いた状態で訓練します。
 
 実際に災害が発生したときに、全員がそろっていることは無いからです。
 
 そういう状態でもうまく対応できる訓練をしておくことが大切です。
 
 
・避難した場合、避難完了したことを書いた紙を玄関に貼ってから避難する。
 
 避難状況をチェックするときに、短時間でチェックできるようにするためです。
 
 
12/5に地域連合会の打ち合わせがあるので、このあたりの話をしようと考えます。