やなせたかしの世界

このところ時々雨が降って、田んぼが柔らかくなり、稲刈りに苦労しそうなので、

今日は午前中にはでを1台組み立てた後、大山に行ってみることにしました。


予想通り大山も雨模様だったので、恒例のみるくの里でソフトクリームを食べただけで、

その後、加納美術館のやなせたかしの展示を見ることにしました。


今次女が稲刈りの手伝いに帰っていますが、アンパンマンミュージアムで仕事をしています。

みるくの里でたまたま、このパンフレットを見つけたので、急きょ行ってみることにしました。


安来の市内だろうぐらいに考えていましたが、

実は足立美術館の前を通過した後、更に山の中に入ったところにありました。

田んぼの中の1軒屋という感じです。

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やなせたかし直筆の原画や俳句なども飾られていました。、

平和、優しさを追求した方でした。
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加納美術館は加納莞蕾(かんらい)という方の美術館です。

画家ですが、戦後フィリピンで捕虜になった日本人の命を助けるため、フィリピンの大統領に何度も手紙を書き、

大統領の心を動かして助け出したそうです。

大統領も、自分の子供や親族を何人も日本人に殺されたのにもかかわらず、

将来の日本との関係を考慮して、独断で日本人を助けたのだそうです。


昔はとても立派な考えの人たちが世の中を動かしていたと感じました。

今も、世の中を動かす人の中に、そのような人がたくさんいてくれることを願います。


訪れる人も少なそうな美術館でしたが、とてもよい時間を過ごすことができました。