種籾の播種

木曜日の夕方に、種籾を浸漬していた微生物消毒薬を廃棄して水を入れました。

籾が入った網袋はそっとしておき、中の微生物ができるだけ逃げないようにします。

微生物は籾の表面に付着して増殖し、他の菌を追い出します。

金曜日の夕方にヒーターを入れて30℃で催芽処理を始めました。

温度を上げることで、催芽処理と同時に、微生物も増殖の勢いを増します。

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仕様済の水は開いている場所に穴を掘って入れました。

先日の微生物消毒も、この穴に入れておきました。
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今朝の6時頃はまだ芽の出方が不足でしたが、昼頃にはちょうど良い感じになりました。

害もそれほどなさそうに感じたので、例年と同じく、洗濯機の脱水機で脱水しました。

午後からはいよいよ播種作業です。

脱水した種籾を播種器に入れます。
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ポット苗箱に最初に培土を入れ、播種器で播種します。
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使用する培土は下の写真です。
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今日は曇りの予報でしたが、一日中、時々強い風と共に強い雨が降り、雪が降りそうな寒い一日でした。

夕方まで作業して、ポット苗箱40枚弱の播種ができました。

今年はあと20枚なので、明日の午前中に完成させる予定です。


午後、田んぼの苗代に設置します。

苗代の仕上げ作業、根切りシートの設置、ラブシートかぶせ/固定、電気柵の設置などが必要です。


来年は温湯消毒はやめ、エコホープの消毒だけにする予定です。

温湯消毒の後で冷水に浸漬すると必ず白カビ(白いお化け)が発生します。

エコホープ処理をすれば、これが防げると思います。

今年はすでに白いお化けが発生した後でエコホープを入れたので、効果が不十分な可能性があります。

最初からエコホープ処理をすれば、白いお化けが発生しないと考えます。

冷水浸漬を開始して3日過ぎたあたりで、水が汚れなくなった頃にエコホープを入れようと思います。