えのきだけ植菌完了。新しい発見あり!

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まず1枚目の写真をご覧ください。

10月に伐られた柿の木を今月初めに玉切ってもらってきたものです。

断面が真っ黒(右側)になっていたので、3センチぐらい切り取ってみました。

少しましになりましたが、まだ真っ黒です。

もう一度3センチぐらい切り取ると、きれいな白い色になりました。

これは10月に切った断面です。


2枚目の写真をご覧ください。

これは今月初めに玉切りした断面です。

真ん中と下に3枚ずつありますが、最初の状態はこの写真には無く、右から順に1~3回切り取った断面です。

2センチぐらいずつ切り取りましたが、まだ黒い斑点が残っています。

今回はこの一番左の状態の原木に植菌しました。


柿の木の場合、雑菌の進入の速度はとても速いです。

玉切りしたら、本当にすぐ植菌しないと、雑菌が進入してしまいます。

一度雑菌に侵入されると、かなり強い菌でも追い出すことは難しいようです。

去年植えた柿木は、この様な断面が真っ黒いところに植菌してしまったと考えます。


今回は原木の断面は全て再度玉切りし、柿本来のきれいな白い色を確認してから植菌しました。

枝の部分も全て再度切り取りました。

但し黒い部分を完全に除去することはできず、少しは残った状態です。

完全に除去しようとすると、おそらく10センチぐらい切り取る必要があるかもしれません。

その代わり、断面にも植菌をしておきました。


桜の木は断面を見てもあまり黒くなっていません。

念のため3~5センチ切ってみたところ、多少は黒い斑点がありました。

かなり部分的にですが、これもおそらく、1ヶ月で10センチぐらい入り込んでいる可能性があります。


今回は雑菌の侵入速度の速さに驚きました。

植菌しても雑菌の侵入速度の方が速ければよいほだぎができません。

断面には全て封ろうをぬりたいという気になりましたが、まだやっていません。


今回再度玉切りした切れ端が、一輪車で軽く一杯ありました。