日本きのこセンター 菌じん研究所

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対翠閣できのこ料理を満喫した後、

12/8朝 菌じん研究所に連絡したところ、見学させてもらえると返事があり、直行しました。

対翠閣から車で10分ぐらいで、9:20頃に到着。

朝ちょうど逆光で、正面から撮れませんでした。(1枚目)


最初に研究所の副所長さん(農学博士)に、きのこセンター、菌じん研究所の概要を説明していただきました。

昭和60年には天皇陛下が視察にこられ、その写真が残っており、

応接室には天皇陛下が座られたいすが置いてありました。


その後若い(30代)研究員の方に、研究所の中を順番に説明していただきました。

各研究室前の通路の壁に説明用のたくさんの写真が貼ってあり、それを順番に説明していただきました。

実はこの若い研究者の方も、農学博士だと後でわかりました。


研究所の仕事は、

1.新品種の開発

 今ある優れた品質の品種を掛け合わせ、両方の良いところが得られる品種を

 作り出す。

 例えば、興菌115号は大型/肉厚で最も優れた品種だが、寒い時期にしか

 できない。

 夏できる品種と掛け合わせて、115号の品質の椎茸が1年中できるように

 する。

2.市場に出回っている椎茸のDNA鑑定を行い、品種を模倣(違法培養)

 されていないかチェックする技術を開発する。

3.現存する品種の菌糸を冷凍保存して、外部の研究者にも提供し、研究に

 役立てる。

 このために液体窒素を使用して極低温保存を行う。

4.その他、自然界に存在するきのこをの鑑定/保存などもされているようです。


次は屋外の設備やほだ場を見せていただきました。

2枚目は新品種開発用のきのこ発生場所です。

何100種類の菌が植えてあり、優れた品種の発生を待っています。


白きくらげの菌庄栽培もありました。(3枚目)


林の中にはなめこや平茸の原木栽培もされていました。

なめこもいろいろな種類が植えてあるようです。(4,5枚目)


11:30頃まで親切に説明していただきました。



通常は団体で訪問することがほとんどで、個人で見学を希望する人はほとんどいないようです。

せっかく見学させていただいたので、この知識をできるだけ活用し、広めたいと考えます。