2012年の田んぼ
2011年の改訂版です。
2011年から田んぼを始めました。
今年で2年目になります。
去年は思いのほかうまく出来ました。
2012年も同じようにうまく出来るか? は不明です。
しかし去年と同じく、収量は気にせず、おいしい米ができる稲を育てます。
ポイントは、①不耕起(冬期湛水) ②無施肥 ③無農薬ではで干し、で作ります。
山の木や動植物は、
人が何も手伝わなくても、自分たちで良い土を作り、お互いに協力し合って、健康に生活しています。
その状態を田んぼで実現したいと考えています。
①不耕起
・田んぼは、地球の環境破壊に大きく影響しているといわれています。
田んぼを耕耘すると稲わらなどの有機物が土の下に埋もれてしまい、そこに水を張ると土の中は酸欠状態になります。
その状態で微生物が有機物を分解すると、メタンガスなどの有害ガスが大量に発生します。
私の田んぼでも、部分的に耕耘した土の中を歩くと、ぶくぶくとたくさんの泡が出て来ます。
この泡が地球環境を悪化させています。
耕耘していない田んぼを歩いても、ほとんど泡は発生しません。
不耕起の田んぼに水を張っておくと、稲わらなどの有機物は水の中にあります。
これらはやがて水中の小さな生き物のえさになり、
食物連鎖が始まって、田んぼの中は生き物だらけになります。
2011年の田んぼはかえるの大合唱、おたまじゃくしだらけになりました。
「どぶしじみ」という小さな2枚貝もたくさん発見しました。
どじょうも放流し、たにしも放しました。
赤とんぼや蛍がたくさん発生する田んぼにしたいと考えています。
不耕起/冬季湛水できる田んぼは、一定の条件が必要です。
いつでも水が十分に確保でき、水漏れが少ないこと。
②無施肥
言うまでも無いことですが、肥料分がなければ植物は育ちません。
「無施肥」とは、直接人が肥料をやらないという意味です。
肥料分は自分たちで調達してもらいます。
よりうまく肥料分を作ってもらえるように、人間が手助けします。
米糠や籾殻、わら、山の木の葉など、発酵に適した資材はある程度供給します。
ただし、糞尿など、腐敗性資材の投入は行いません。
発酵を進ませるために、乳酸菌やEMなどの有用微生物は投入します。
③無農薬
健康に良くない可能性があるものは一切投入しません。
唐辛子、食酢など、人が食料にしているような素材については、使用する可能性はあります。
2011年にほとんどの農業機械は準備できており、維持管理の費用(農薬代、肥料代など)はかからないので、出来たお米だけが利得になります。
今後も新しい発見を記録していきます。