稲の倒伏 考察
不耕起栽培2年目、去年より土が柔らかくなった感じです。
草取りをして感じたのは、トロトロ層がかなり厚くなったようです。
硬い地面の上にトロトロ層が出来ています。
トロトロ層は水と土の中間のような状態です。
見かけは泥のようだが、粘りのある液体状です。
厚みは3~5cmぐらいありそうです。
それほど長くなさそうな雑草を抜いてみると、思いがけないくらい長いです。
下の土が硬い場所に田植機で植えると、苗の根が土の中までは入りません。
土の表面に乗っている感じです。
このままにしておくと根は土の中に入らず、とろとろ層の中を横に広がります。
稲が成長して上が重くなってくると、根から倒れてしまいます。
一度土を乾燥させて、トロトロ層も乾燥させると、稲が倒れなくなります。
去年はこれをやりました。
しかし乾燥させることで根が傷んでしまい、抵抗力がなくなっていもち病になったようです。
下の硬い土の中に植えれば、根は硬い土の中を下に伸び、しっかりと固定されます。
土を乾燥させる必要がありません。
今年はこれを目指します。
耕耘した田んぼの場合、根は耕耘した深さまで伸びるようです。
深く耕耘すれば深くまで根が伸びます。
しかし練った土の中では根が伸びにくいそうです。
耕耘した田んぼも途中で乾かします。
しかし目的が異なります。
分けつのしすぎを防ぐことが目的です。
良い状態に植えるためには、棒で地面に穴を開け、そこに手植えするのが一番です。
しかしその作業では、田植えに10日間ぐらいかかるでしょう。
今年は田植機の設定を一番深植え状態にしました。
その後、たくさんの苗を棒を使って植え直しました。
今年どの程度倒れるか、土を乾かす必要がないか?
台風が来るのが楽しみです。