ヤロビゼーション
浸漬状態の水の温度を測定してみました。
コードの先端に温度センサーがついています。
水中の温度も測れます。
気温は5℃を超えていますが、水温は2.7℃です。
こんなに低いのに、芽が動き始めるのですね。
種籾を水槽から取り出し、脱水機で脱水し、よーく見ます。
鳥のくちばしのように2つの芽がとがっています。
一つが葉になる側、もう一つは根になります。
ちょっと膨らんだ感じでしょう? 本当はもっと拡大してみたいところです。
芽の伸びを止めるために、脱水した後、少しだけ表面を乾かします。
乾かしすぎると芽が死んでしまうといけないので、30分間ぐらいです。
その後新聞紙にくるみ、ビニル袋に入れて冷蔵庫に保管しました。
冷蔵庫の温度は4℃強で、本当は5℃以上と書いてありましたが、3℃以下の水中で芽が出るぐらいなので大丈夫だと思います。
*ヤロビゼーションというのは、芽が動き始めた種籾を5℃ぐらいの低温で保管することによって、種籾を鍛える手法です。
種籾がこぼれていたので、コップの中に入れて芽の出る様子を観察します。
酸素が少ないので、葉芽の方が伸びると思われます。
芽が伸び始めたら、バケツに植えて様子を見ます。
今後の予定が狂ってしまいました。
しかし早く植えることができると、収量を増やすことができるはずです。
穂が出る時期は大きくは変わらないので、成長できる期間が長くなるからです。
3/16頃播種を予定していましたが、3/2 or 3/9頃にしようかと考えます。(去年は4/1)
去年の松江市の気温の記録を見ると、3/20頃までは最低気温が0℃という日が結構あります。
ただし1週間程度の周期で暖かいときもあり、暖かくなったタイミングで播種すればうまく芽が出るかもしれません。
天気予報と相談しながら、予定を決めます。