出芽の難しさ: 苗代

サクラがほぼ満開です。
 
サクラの下でお花見の集団もありました。
 
天気予報は雨でしたが、時々日差しもあります。
 
 
芽が少し出てきているので、今日は黒のラブシートを除去しました。
 
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小さな芽が出ているのが、ラブシートの下に透けて見えます。
 
全部のポットから均一に発芽するようにびちょびちょの状態にしていましたが、やりすぎだったようです。
 
酸素が少ない状態では芽だけが伸びて根があまり伸びません。
 
逆の場合は根だけがたくさん伸びます。
 
乾燥気味で管理すると、下の土にうまく接しているポットからは芽が出ますが、浮いているポットの土は乾燥してしまって、芽が出ません。
 
全部のポットがきちんと下の土に接した状態に設置することは至難の業です。
 
 
今後の管理は、水位を下げて乾燥気味に管理して根を伸ばさせ、根が下の土に届いたら大丈夫です。
 
それまでの間は、ポットの中の土が乾燥しないように、水位をできるだけ下げて管理します。
 
 
根が下の土に届いた後、2.5葉期までは水位を下げます。
 
水が多いと根が上の方にも伸びてきて、隣のポットと根渡りしてしまいます。
 
根渡りすると田植えのときに苦労します。
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こちらは上の田んぼです。
 
水の色がまっかっかになってきました。
 
毎年こうなりますが、今年は特に赤いかもしれません。
 
光合成細菌が繁殖していると思われます。
 
光合成細菌は空気中の窒素を水中に固定してくれます。
 
つまり窒素肥料をやったのと同じ効果があります。
 
いろいろな生き物がたくさん住んでいる田んぼでは、いろいろな生き物が自分たちで養分/肥料を作り出してくれます。
 
オタマジャクシが田んぼ全体に泳いでいます。
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排水口の深くなったところには、特にたくさんのオタマジャクシが集まって、黒くなっています。
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除去した黒のラブシートは来年まで使わないので、田んぼで洗い、乾燥して保管します。
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苗代で均一に芽出しするのはなかなか難しそうです。
 
温室を作ってその中で芽だしをし、それを苗代に持って行く、というのが一番簡単そうです。
 
 
温室、ねえ・・・。