2015年稲つくりの振り返り

2015年の稲つくりも終わりました。

当初の方針に対してどうだったか?振り返ってみます。

<2015年の方針>
 
・ミルキークイーンを育てる。
 
  → 予定通り

 
・ポット苗とは別に、川口さん方式の苗代も作ります。

  → 予定通り実施した。

  但し、ポット苗と同じ田んぼで作り、水の量をポット苗に合わせたため、水が深すぎる状態で生育したため、

  良い苗ができなかった。

  一方、後から別の田んぼで作った苗は、畑状態で発芽させ、良い苗ができた。

  但し時期が遅すぎたため、移植した稲は生育が十分でなかった。


・4月上旬に播種します。

   → 予定通り実施した。


・発芽させるときは藁を厚くかけて保温し、発熱もさせます。

   → 予定通り実施した。

  但し、長期間水にぬれて腐熟した稲わらは発熱しなかった。しかし保水効果はあり、うまく発芽させることが

  できた。

  発芽後、日中暑い中でわらを除去した結果、ポットの土が乾燥してしまい、せっかく伸びた苗の一部が

  枯れてしまった。

  
・機械植えのの田んぼは間隔を狭くし、30×18cm、手植えの田んぼ、40×20cmとする。

  → 間隔はほぼ予定通りだったが、条間を広くしすぎた部分があり、苗数が減って、減産の原因になった。

 
・田んぼには去年の秋にレンゲをまいており、これが肥料になります。
 
 田植えの1週間ぐらい前に刈り取るのか、生えた場所にそのまま田植えするかは、
 
 レンゲの状態を見て判断します。

  → 機械植えの田んぼは1週間前に刈り取り、耕耘して、水を入れました。

      不耕起/手植えの田んぼは1週間前に刈り取り、水を入れました。
 
      レンゲ以外の雑草も生えていたので、刈り取りが必要と判断しました。


・田植え後の水の量は田んぼの面ギリギリぐらいとし、雑草の様子を見て調整する。
 
 田んぼの周囲の深い溝の中には、(収穫前後を除き)常時水があります。
 
  → 田植え後は雨が少なく、水不足の心配があったので、常にできるだけ多くの水をストックするようにした

      ため、きめ細かい水の深さ管理はできなかった。


・田んぼの中の雑草は、「草取り」ではなく、「草刈り」で対応する。
 
 → 荒れ田(不耕起)は予定通りうまく草刈りで管理できた。

     耕耘した田んぼにはコナギが爆発的に発生し、水を十分に落とせないために水がたまった状態で草刈

     しようとしたが、大変な作業で、小さなコナギにはあまり効果がなく、結局たくさんのコナギが田んぼ中に

    はびこり、稲の生育を阻害した。



ということで、機械植えするために耕耘した田んぼはコナギの大発生で手に負えなくなりました。
  
今年はいろいろ試みて失敗が重なったので、来年はシンプルにいきたいと思います。