立教200年 大祝祭
昨日(10/19)は、黒住教立教200年大祭で、岡山に行ってきました。
朝6:30集合、マイクロバス満員で約3時間の旅です。
黒住教は日本で生まれた一番古い宗教です。
黒住宗忠は実在の人で、たくさんの手紙や、掛け軸などが残っています。
たくさんの奇跡を起こした点が、キリストと似ていると言われています。
たくさんの難病の人たちをおまじない治したため、病気の人たちが集まってきたそうです。
当時では珍しく、身分の隔てなく、全ての人を平等に扱い、
教会所でお話をされるときも早いもの順で席が決まったそうです。
病気の原因は心の病であり、その心の持ち方を治す、「心直し」が自分の仕事だと言っておられます。
幕末の頃天皇の奥様の病気を治したことで、皇族の信頼を得、たくさんの皇族の方も信者になられました。
京都神楽坂の宗忠神社は、天皇陛下の命令によって、勅願所として建てられたものだそうです。
その中に日拝所(日の出を拝む場所)や大教会所があります。
今回は大教会所に約1000人が集まり、一緒に祝祭行事を行いました。
同じ祝祭行事が、約1か月間の間に10回行われます。
今回祭主は、副教主(教主の長男)が初めて担当され、教主と一緒におつとめをされました。
黒住教の祭典では締め付けるような緊張感はありませんが、程よい緊張感と和やかさの中で進められます。
教えの内容も日常の感覚と外れるようなことはあまりなく、役に立つ考え方がほとんどです。
他の宗派を排他することもなく、世界中の宗教者ととの交流も積極的に行なっています。
「来る者は拒まず、去る者は追わず」という考え方です。
布教活動も押し付けがましいことは一切なく、「気に入ったらどうぞ」という感じです。
祭典の後半では、50年に一度しか行われない、教主舞という舞が披露されました。
教主がされるかと思っていたら、別の方でした。
祭典が終了しました。
大教殿ご自慢の屋根です。
伊勢神宮と類似のデザインです。
使用されている主な木材は、伊勢神宮で使用されていた材料が使われています。
大祝祭の後は大テントの中で園遊会でした。
教主、副教主や主だった方々が樽酒の蓋を割っています。
鍋などが振舞われ、余興もあって、楽しく過ごした後帰途につきました。
神道山はとても気持ちの良いところです。
お日の出を拝むのは誰でも可能だと思うので、一度行って見られるとどうでしょうか?