温湯消毒; 種籾

今日は種籾の温湯消毒をやりました。
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写真は種籾と道具です。
 
鍋が小さいので、約1kgの袋に分けて入れました。
 
農薬には無縁なので、料理用の器具を使用します。
 
既にあるものだけでできるので、余分な費用がかかりません。
 
 
 
60±2℃で5~10分間温湯消毒すると、
 
薬品を使わないで、それ以上の効果があるそうです。
 
病気の菌は玄米と籾殻の間におり、これを殺菌します。
 
また、種籾には発芽抑制性分が含まれており、これを除去することで発芽をそろえることができます。
 
この温湯消毒は昔から行われている、とても優れたやり方です。
 
 
しかし温度管理、時間管理がシビアです。
 
温度が高すぎたり、時間が長すぎると種籾がいたんで、発芽しなくなります。
 
なにしろ60℃と高温なので。
 
逆だと十分に消毒になりません。
 
今年で2回目なので、短時間で簡単にできました。
 
 
 
料理用のIHヒーターと鍋を使用します。イメージ 2
 
冷たい種籾を60℃のお湯に入れると、お湯の温度が下がってしまいます。
 
そこで予備の鍋を準備し、こちらは55℃ぐらいにしておきます。
 
最初にこちらに種籾を入れて種籾の温度を上げておき、
 
次に60±2℃のお湯に入れます。
 
こちらには7分間入れました。
 
ヒーターの出力を2にしておくと、60℃で維持できました。
 
温度計をにらみながら、種籾を上下させます。
 
袋が3つあるので、同じ作業を3回やりました。
 
 
 
温湯消毒が完了したら、すばやく冷たい水に入れて冷却します。
 
温度が高いまま放置すると、種籾が死んでしまいます。
 
 
 
 
次は浸漬作業に移ります。
 
できるだけ長い時間冷水に漬けて、発芽抑制物質を溶かし出します。
 
できれば1ヶ月間ぐらいやりたいですが、水温が高いと発芽してしまうことがあります。
 
去年は3月に浸漬しましたが、1週間で発芽してしまいました。
 
今年は寒いのでもっと長期間できると思います。
 
 
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長期間浸漬する場合、水が腐敗する恐れがあります。
 
酸素を供給してこれを防ぎます。
 
また発芽するときに根を先に出させるためにも、酸素を供給するのが良いようです。
 
写真は魚用のぶくぶくです。
 
去年安く(1000円ぐらい?)買ったものです。
 
 
 
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漬物桶の中に冷水を入れ、
 
下にぶくぶくをセットして種籾をぶら下げます。
 
 
この状態で当分置いておきます。
 
発芽抑制物質が溶け出してくるので、最初は定期的に水を交換します。
 
 
これで欧当分は、見てるだけー・・・。